D.O.I. Blog

Protools Ver.8 vs Ver.7.4

pt8%202.jpg
本日は以前MIXした曲の別バージョンのMIXの仕事だったので、
ここの所気になってたProtoolsのバージョンによる音の違いチェックしてみました。

比較の方法はver7.4で作成したセッションデータをver8で立ち上げそのまま2MIXを録音。
ver7.4で録音していた2MIXとver8で今回録音した2MIXを
ver8のProtools上に並べて聴いてみました。

結論から申しますと(気にはなっていたんですが)、
やはり音違いますね(笑)。

<<以下聴き比べ>>

1,高域の無理の無さはver8が圧倒的、
なんかver7.4はちょっと7~9k位がピーキーに聴こえます。

2,中域のまとまりの良さや繊細さはver8の方が良いように思いますが、
分離感や押し出し感はver7.4が良い感じです。

3,低域の分離感やスピード感はver7.4圧倒的。

4,位相感はver8が良いように思いますが、
個人的にはver7.4のあばれてる感じも好き。

5,念のため一方の2MIXの位相を反転させて二つ合わせて聴いても、
高域とか結構もれちゃっててやはり実際違うという結果でした。

一曲だけの比較ですし、
ちゃんとした検証にはあと数パターン違うタイプの曲が必要だと思いますが、
総合的には7.4は派手で8はまとまってる感じ。
(最終的にはビックリする位のざっくりしたまとめですみませんw)

本日のMIXの際もやはり細部がちょっと気になって、
低域のアタック感とかシンセの音量とか微妙に調整したんですが、
やはり7.4の時の印象を無意識にに再現しようとした感じだったと思います。

勿論7.4で作ったデータですので、
7.4が良く聴こえるのは当然なんですが、
いつも悩ませられるシビランスの問題とかに関しては
ver8で大分改善されている気がします。


一応現在ver8 cs2で気になる不具合は
ハードウェアインサートしたチャンネルを
BUS送りで録音した際モニターが遅延補正されないとか、
以前よりソフトウェアが落ちやすいとか、
波形を割と拡大した状態だとグラフィック追いついてこないとか、
色々ありますが、とりあえずMIXの作業的にはかなり無理があるセッションでも
問題無く動いてます。
インサート増えたのも、助かった場面ありましたし、
トラックのサブの表示とかもうかなり重宝してますし、
新しい標準Plug-inもかなり楽しめてます。

僕的にはどんどんお布施払いますので(笑)、
さらなる音質の追求お願いいたします!!

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