MURATA. Blog

No.30     おもいで補正 の補正              

 
 
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ネット界隈で使われてる 「思い出補正」って言葉。 
自分で勝手に過去を美化・補正して 昔は良かった的な話の時に 「それ、思い出補正 入っちゃってるよ」 という感じで使われるんですけど
うまい言い方ですよね 誰が考えるんだろうね こういうの。 

 
ちょっと前に、急に作業のスタート時間が遅くなったので 久々にCD屋さんに行きました。

と言っても2時間ぐらいできただけなので、とりあえず渋谷のHMVへ。
僕はあそこに行くと大体、まず2階に行って
Techno → Hiphop → R&Bなど → Reggae 
という順序で一通り各コーナーを巡るのですが、
その日は久々に行ったからか 最初のTechnoコーナーで盛り上がりすぎて、そこだけでタイムアップになってしまいました。

テクノ・ハウス・ダブステップ 、 新譜から 欲しかったけどまだ買えてなかったものなどいろいろ買ったんですが
 
 
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そん中でも、ちょっとビックリしたのがこれ。

HARDFLOOR 「RESPECT (REMASTERED)」
 
 
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再発&リマスタリング  HMV限定600枚企画  だそうです。
 
  
ここを見てくれてる方にどれだけ伝わるか分かりませんが、
こんな物は僕が買わない理由がないです。 
僕はこのアルバム買うの、いったい何回目だろう? 4回?5回目ぐらいか? その時代、その場所ごとに1枚ずつぐらいあります。
(ちなみに、内容は「アシッドハウス」です。 バリバリの4つ打ち。人間の声一切無し。時代背景的にも ちょいトランシー)

はい。 ええ そうです。 おっさんですよ俺は。    みなさんこんにちは おれ、おっさんです。
 
 
「HARDFLOOR」に関しては、というか正確には「この頃のハードフロア」に関しては 僕はたぶん一晩中語れます。
彼らのオリジナル音源、REMIXワーク、変名いろいろ、当時のサンレコの記事、使用機材、スタジオについて、、、、
ハードフロアの名前を知らない人でも、実はおそらくほとんどの人が 
彼らの別名義で世界的にヒットした曲で彼らが作った音を聞いたことがあって、、、、ベースメントジャックスの方じゃなくて、、、あれがこれで、、、あんな曲もカバーしたりしてて、、、
彼らの音源の音がいいのは、スタジオにSSLがあって、だからあんなにパッキリした、、、、
もともとドイツのCM音楽の、、、、
ああもう。 だれか相手してくださいw
 
 
今回のアルバム「RESPECT」は、彼らの作品の中でも、
いや、今まで僕が聞いた「音楽」の中でも、「一番好き」なんです。   (実は一番がいっぱいあって困っちゃうんですけどw)
 
世間的には、時代的にすごくセンセーショナルだった1stの「TB Resuscitation」
  
  
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の方が挙げられる事が多くて、
僕のHARDFLOORとの出会いも、HARTHOUSE コンピに入っていた「Acperience1」 なんですが、
1stももちろん大好きなんですが、
「無人島にどちらか1枚だけ持ってっていいけど どっちにする?」と言われたら
0.02秒で「RESPECT」の方を選びます 確実に。
 
 
 
あのね、
HARDFLOORというと アシッドハウスリバイバルの立役者で
「TB-303の使い方 ぱねー!」 という感じの、 「TB-303」の事ばかりとりあげられますが、
 
それはもちろんそうなんですが、僕はどちらかというと彼らの
「ビートの組み方の神業的なウマさ」 の方が、HARDFLOORが 「神」 である所存だと思うんです。
 
ビートって言っても、ドラムだけの事じゃないですよ? 
ドラムを基本とした、その1つ1つの音色選びと 発音タイミング、そしてそれに絡む303の音色と 発音タイミング 
そして独特の「シャッフル感のコントロール」 (昔あった「ビジョン」というシーケンサ・ソフトのグルーヴクォンタイズらしいです)
 
 
全てが絡んだ上での 「ビート感」 の事です。 「からみ方」 というか。
計算とセンスが完璧なんです。  
 
例えば、、、 あの音と あの音の 一瞬のスキマで 「コッ」 と1発だけ こっそり鳴る音の 音色とタイミングの必然性 とか。
 
ああいけない。 この調子で行くと確実に一晩経ちますw ふう あぶないあぶないw 
 
 
ほんとにね、こんなものを 多感な高校生の頃に聞かされたら、
売り物の「TB-303」を見たいがために、電車で片道2時間かけて渋谷の まだできたばかりの楽器屋さん「えちごや」までわざわざ行って
 
「うをー!!!! これかー! でも使い方全くわからねー! けど うをおおををおー!」 
(もちろん買うお金などありません たしか当時11~15万くらい だからただ見てるだけ) とかやりますよそりゃ。 
 
 
このアルバムに関しては語る事がまだまだあるのですが、さすがにウザいと思うのでここでは止めときますw
 
 
でも、
いつまで経っても ビートルズ 「ホワイトアルバム」 について嬉々として語る人たちがいるように
僕もこの 「RESPECT」 についてはいつになっても語るんだと思う。
 
それだけこの作品には、ただ単に懐かしいだけではない
時代とは関係のない いつまでたっても色褪せない 「奇跡的な何か」 が入っている と僕は思う。
今回のリマスター盤を聞いてなおさら確信しましたよ。
 
 
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(上が何回目かに買ったオリジナル盤(ソニー)、下が今回の。 
ソニー盤は帯にタイトルが「レスペクト」って書いてあります。今回のは「リスペクト」  って誰に向けて細かい事説明してんだ俺はw)
 
  
ちなみに肝心な「リマスタリング具合」ですが、 だいぶいい感じでした。
全然無理の無い、自然なマスタリング。
元が94年の音源だから、(時代的にDATマスターかな?)
現在の音圧ガッチリ音源とは程遠いレベルなのを、
ヘンに現在の音源と対抗したりせずに、ちょうどいい塩梅で上げてあります。
この手の音楽は、聞こえ方のバランスが変わるだけで、だいぶノリが違って聞こえてしまいますが、
このリマスター盤にそれが全く無いとは言いませんが、大事なところが崩れていないので とてもいいと思います。
 
 
しかも、今回のボーナストラックが!!これまた!! 気が利きすぎてこわい!
アナログ盤でしか出てなくて、でも僕は好きすぎて本気で擦り減るぐらい聞いていた
「MAHOGANY ROOTS」のREMIXが!!   (あ、今これ書いてる時にジャケの誤字、みっけちったw)
HMVの人は俺の 「き も ち」 を知ってるの? というぐらい感激してしまいました。
これは 「ありがとう」 としか言いようがないです。まじで。 
 
 
って、なんだかHMVの回し者みたいになってますがw、僕はHMVに知り合いは一人もいませんのであしからず。
  
 
なんだかすごく得した気分になりました。
この感じ、分かってくれる方がいたら ぜひ僕と友達になってくださいw 
よろしくおねがいします 

それでは さよーなら
 
 
 

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